秋冬のファッションに欠かせない定番アイテム、トレーナー。カジュアルで着心地が良く、どんなスタイルにも合わせやすい万能選手ですよね。でも、一口にトレーナーと言っても、素材や形、デザインは本当にさまざま。「なんとなく選んでしまって、部屋着っぽく見えちゃう…」「もっとおしゃれに着こなしたい!」なんて悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、特定の商品を一切紹介せず、純粋に「トレーナー」というアイテムそのものを深掘りしていきます。あなたにぴったりの一枚を見つけるための選び方のコツから、周りと差がつく着こなし術、大切なトレーナーを長く愛用するためのお手入れ方法まで、トレーナーに関するお役立ち情報をギュギュっと詰め込みました。この記事を読めば、あなたもきっとトレーナーマスターになれるはず。さあ、一緒にトレーナーの奥深い世界を探検しにいきましょう!
トレーナーってどんな服?スウェットとの違いもスッキリ解説
まずはじめに、「トレーナー」とは一体どんな服なのか、その定義をはっきりさせておきましょう。よく「スウェット」と混同されがちですが、実は微妙な違いがあるんですよ。
そもそもトレーナーとは?
トレーナーとは、一般的に「スウェットシャツ」のことを指します。もともとは、アスリートがトレーニングウェアとして着用していた、汗を吸収しやすいように作られた厚手のニットシャツが起源です。だから「トレーナー」って呼ばれるんですね。主な素材はコットンで、伸縮性があり、リラックスした着心地が最大の特徴です。今ではスポーツシーンだけでなく、ファッションアイテムとして完全に定着しています。
スウェットとの違いは?
では、「スウェット」との違いは何でしょうか?実は、「スウェット(sweat)」は英語で「汗」を意味する言葉。そこから転じて、汗を吸収するための素材や、その素材で作られた衣類全般を指す言葉として使われています。つまり、以下のように整理できます。
- スウェット:スウェット生地(裏毛や裏起毛のニット生地)そのものや、その生地で作られた衣類(スウェットシャツ、スウェットパンツなど)の総称。
- トレーナー:スウェット生地で作られた、プルオーバー(頭からかぶって着るタイプ)のトップスのこと。つまり、トレーナーはスウェットという大きなカテゴリの中の一つ、ということになります。
日本では「上の服がトレーナー」「下のズボンがスウェットパンツ」「上下セットでスウェット」といった感じで、感覚的に使い分けられていることが多いですよね。この記事では、この「トップスとしてのトレーナー」に焦点を当てて、詳しく解説していきます。
トレーナー選びで失敗しないための7つのポイント
自分に似合う、そして着回しやすいトレーナーを見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。デザインの好みだけで選ぶのではなく、素材や形にも注目してみましょう。
ポイント1:素材で選ぶ(着心地と機能性が決まる!)
トレーナーの印象や着心地を大きく左右するのが「素材」です。代表的な素材の特徴を知って、自分のライフスタイルや好みに合ったものを選んでみてください。
コットン(綿)100%
最もベーシックで人気の素材です。天然素材ならではの肌触りの良さ、優れた吸湿性・通気性が魅力。着心地が良く、肌がデリケートな方にもおすすめです。一方で、化学繊維に比べると乾きにくい、洗濯で縮みやすいといった側面もあります。同じコットンでも、糸の太さや編み方によって厚みや風合いが大きく変わるのも面白いところです。
ポリエステル混
コットンにポリエステルなどの化学繊維を混ぜた素材です。速乾性が高く、洗濯してもシワになりにくいのが大きなメリット。軽くて丈夫なので、アクティブなシーンで使いたい方や、お手入れの手軽さを重視する方に向いています。コットンの割合が多いほど肌触りが良く、ポリエステルの割合が多いほど機能性が高まる傾向にあります。
裏地の種類もチェック!「裏毛(うらけ)」と「裏起毛(うらきもう)」
トレーナーの裏側を見ると、主に2種類の生地があることに気づくはず。これも着心地や保温性を左右する重要なポイントです。
| 種類 | 特徴 | おすすめの季節 |
| 裏毛(裏パイル) | 生地の裏側がタオルのようにループ状(パイル地)になっています。吸湿性に優れ、肌触りがサラッとしているのが特徴です。適度な保温性で、春・秋・冬と3シーズン活躍してくれます。 | 春、秋、冬 |
| 裏起毛 | 裏毛のループを特殊な加工で毛羽立たせたものです。繊維の間に空気を多く含むため、保温性が非常に高いのが魅力。ふわふわとした肌触りで、寒い冬にぴったりの素材です。ただし、裏毛に比べると少し厚みが出るため、着ぶくれして見えないようにサイズ感に注意が必要です。 | 冬 |
ポイント2:形で選ぶ(シルエットで印象はガラリと変わる)
トレーナーはシルエットによって、きれいめにもストリートにも、様々な表情を見せてくれます。なりたいイメージに合わせて形を選んでみましょう。
ジャストサイズ
体に程よくフィットするサイズ感。すっきりとしたクリーンな印象を与えたいときにおすすめです。ジャケットやコートのインナーとしても使いやすく、着ぶくれしにくいのがメリット。きれいめなボトムスとも相性が良く、大人っぽいカジュアルスタイルに仕上がります。
オーバーサイズ(ビッグシルエット)
肩が落ち、身幅や袖にゆとりを持たせたサイズ感。リラックスした雰囲気とトレンド感を演出できます。体のラインを拾わないので、体型カバーをしたい方にもぴったり。スキニーパンツなど細身のボトムスと合わせると、メリハリのあるYラインシルエットが作れます。女性が着ると、華奢な印象を引き立ててくれることも。
ショート丈
着丈が短めにデザインされたトレーナー。ウエスト位置が高く見え、スタイルアップが期待できるのが嬉しいポイント。ハイウエストのボトムス(パンツやスカート)と合わせると、脚が長く見え、バランスの良いコーディネートが完成します。インナーにシャツやカットソーを合わせたレイヤードスタイルも楽しめます。
ポイント3:ネックデザインで選ぶ(顔周りの印象を操作)
意外と見落としがちですが、首元のデザインも重要な選択基準。顔周りの印象を大きく左右します。
- クルーネック:最も一般的でベーシックな丸首のデザイン。どんなスタイルにも合わせやすく、カジュアルな印象です。インナーにシャツの襟をのぞかせたり、ネックレスを合わせたりと、首元のレイヤードを楽しめるのも魅力です。
- Vネック:首元がV字に開いたデザイン。クルーネックに比べて首元がすっきり見え、シャープで大人っぽい印象を与えます。抜け感を出したいときや、丸顔をすっきり見せたい方にもおすすめです。
- モックネック/ハイネック:首に沿って少し高さのあるデザイン。クルーネックよりも上品で、きれいめな印象になります。一枚で着てもサマになり、冬場は首元の防寒にも役立ちます。
- ハーフジップ:胸元までジッパーが付いているデザイン。ジッパーの開け閉めで印象を変えられるのが特徴です。ジッパーを上まで閉めればハイネックのように、開ければ襟付きシャツのような雰囲気で着こなせます。スポーティーな要素が強く、トレンド感のあるスタイルが作れます。
ポイント4:袖のデザインで選ぶ(さりげないこだわり)
袖の付け方にも種類があり、見た目の印象や腕の動かしやすさに関わってきます。
セットインスリーブ
最も一般的な袖の付け方で、肩のラインに沿って袖が付けられています。肩のラインがはっきりするため、カチッとした印象を与えます。ジャストサイズで着ると、きれいめなスタイルにマッチしやすいです。スーツのジャケットなどもこの形ですね。
ラグランスリーブ
首元から脇の下にかけて斜めに切り替え線が入っている袖の形。肩のラインがはっきりせず、なだらかなシルエットになるのが特徴です。肩周りが動かしやすく、リラックスした雰囲気を演出します。肩幅が広い方や、なで肩の方でも体型に馴染みやすいと言われています。
ポイント5:ディテールで選ぶ(ヴィンテージ感を演出)
細かな部分(ディテール)に注目すると、よりこだわりのある一枚が見つかります。特にヴィンテージライクなトレーナーによく見られるディテールは、知っていると選ぶのがもっと楽しくなりますよ。
リブ
袖口や裾、首元に使われている、伸縮性のあるパーツのこと。フィット感を高め、シルエットを整える役割があります。リブの幅が広いとヴィンテージ感が強まり、逆に狭いとモダンな印象に。また、リブの締め付けが強い「強リブ」は、風の侵入を防いだり、袖をまくった時にずり落ちにくかったりするメリットがあります。
Vガゼット(両V・前V)
首元の前、または前後に見られるV字型のパーツのこと。もともとは、汗止めや首元の伸びを防ぐための補強として付けられていました。デザイン上のアクセントにもなり、ヴィンテージライクな雰囲気を高めてくれるディテールです。襟ぐりの前にだけ付いているものを「前V」、前後に付いているものを「両V」と呼びます。
ポイント6:カラーで選ぶ(着回し力と個性を両立)
色はコーディネートの基本。まずは着回しやすい定番色を、次に自分の好きな色や挑戦したい色を選んでみてはいかがでしょうか。
定番カラー(グレー・ブラック・ネイビー・ホワイト)
この4色は、どんな色とも合わせやすく、着回し力が非常に高いのが魅力です。まず一枚持つなら、この中のどれかを選ぶと間違いが少ないでしょう。
- グレー:トレーナーの王道カラー。カジュアルながらも上品な印象があり、きれいめからストリートまで幅広く対応できます。特に「杢グレー(もくグレー)」と呼ばれる、濃淡の糸が混じった色は、表情があっておすすめです。
- ブラック:シックで都会的な印象。コーディネート全体を引き締めてくれます。汚れが目立ちにくいのも嬉しいポイント。モードな着こなしにもマッチします。
- ネイビー:知的で誠実な印象を与える色。黒ほど重くならず、上品なカジュアルスタイルを作りたいときに活躍します。デニムとの相性も抜群です。
- ホワイト:清潔感があり、爽やかな印象。顔周りを明るく見せてくれます。暗い色が多くなりがちな秋冬コーデの差し色としても優秀です。
アースカラーやニュアンスカラー
ベージュ、カーキ、ブラウンといったアースカラーや、くすみ感のあるニュアンスカラー(グレージュ、くすみブルーなど)も人気です。コーディネートにこなれ感をプラスし、おしゃれな雰囲気を演出できます。定番色に慣れたら、ぜひ挑戦してみてください。
ポイント7:プリントやロゴのデザインで選ぶ(どう見られたいかで選ぶ)
トレーナーの個性を最も表現するのがプリントやロゴのデザイン。自分の好みやなりたいスタイルに合わせて選びましょう。
- 無地:最もシンプルで着回しやすいデザイン。素材やシルエットの良さが際立ち、大人っぽくクリーンな印象を与えます。アクセサリーや小物も映えるので、コーディネートの幅が広がります。
- カレッジロゴ:大学名やその略称がプリントされたデザイン。アメカジスタイルの定番で、カジュアルで親しみやすい雰囲気が魅力です。古着のような風合いのものも多く、こなれ感を出しやすいです。
- グラフィック・フォトプリント:イラストや写真がプリントされたもの。コーディネートの主役になり、個性を表現できます。選ぶ柄によって、アート、ロック、ポップなど様々なテイストを楽しめます。
- ワンポイント刺繍:胸元などに小さなロゴやマークが刺繍されたデザイン。無地に近い感覚で着回せますが、さりげないアクセントが効いていておしゃれです。主張しすぎないので、きれいめなスタイルにも取り入れやすいです。
【季節別】もう迷わない!トレーナー着こなしコーデ術
お気に入りのトレーナーが見つかったら、次はいよいよ着こなしです。季節に合わせたコーディネートのポイントを押さえて、トレーナーをもっと楽しみましょう。
春のトレーナーコーデ:軽やかさとレイヤードが鍵
暖かくなってくる春は、軽やかな色使いとレイヤード(重ね着)がポイントです。
白やパステルカラーのトレーナーを選べば、それだけで春らしい爽やかな印象に。ボトムスには、明るい色のデニムやチノパン、女性ならプリーツスカートやフレアスカートを合わせると、軽快な雰囲気が出ます。
また、レイヤードテクニックも春コーデの醍醐味。トレーナーの首元や裾から、白のTシャツやシャツを少しのぞかせるだけで、ぐっとこなれた印象になります。特に、裾からインナーを10cmほど見せるだけで、コーディネートに奥行きが生まれるのでおすすめです。少し肌寒い日には、トレーナーの上にデニムジャケットやマウンテンパーカーを羽織るスタイルも良いですね。
夏のトレーナーコーデ:素材選びと着こなしの工夫
「夏にトレーナーは暑いのでは?」と思うかもしれませんが、工夫次第で夏でも活躍してくれます。
まずは素材選び。薄手の裏毛(フレンチテリーとも呼ばれます)素材や、半袖のトレーナーを選びましょう。リネン混などの夏向きの素材を使ったトレーナーもあります。
また、肩掛けや腰巻きでアクセサリーのように使うのも一つの手です。シンプルなTシャツとデニムのコーディネートに、差し色のトレーナーを肩掛けするだけで、おしゃれ度がアップします。冷房が効いた室内での羽織りものとしても重宝しますよ。ショートパンツと合わせて、アクティブな夏スタイルを楽しむのも素敵です。
秋のトレーナーコーデ:こっくりカラーと素材感を楽しむ
秋はファッションが一番楽しい季節。トレーナーも本格的に活躍し始めます。
ブラウン、カーキ、ボルドー、マスタードといった、こっくりとした秋色トレーナーを取り入れると、季節感のあるコーディネートが完成します。ボトムスには、コーデュロイやウール素材のパンツ、チェック柄のスカートなどを合わせると、温かみのあるスタイルになります。
秋も春と同様にレイヤードが活躍します。トレーナーの中にチェックシャツを合わせたり、上からベストを重ねたりするのも良いでしょう。アウターとしては、トレンチコートやレザージャケットなど、きれいめなアイテムと組み合わせると、カジュアルなトレーナーがぐっと引き締まります。
冬のトレーナーコーデ:保温性とレイヤードで暖かくおしゃれに
寒い冬は、裏起毛素材のトレーナーが本領を発揮します。一枚でも暖かいですが、さらに防寒性を高めるための着こなしが重要です。
トレーナーの中に、タートルネックのカットソーやヒート系インナーを仕込むのが基本。首元からタートルネックをのぞかせるレイヤードは、暖かさとおしゃれを両立できるので特におすすめです。
アウターは、ダウンジャケットやボアブルゾン、ウールのコートなど、ボリュームのあるものが好相性。トレーナーのフードがないクルーネックタイプなら、コートの襟元もすっきり見えます。マフラーやニット帽、手袋といった冬小物をプラスして、コーディネートに彩りと温かみを加えましょう。
【テイスト別】印象を操る!なりたい自分になるトレーナーコーデ
トレーナーは合わせるアイテム次第で、様々なテイストのファッションに変身します。ここでは代表的な4つのテイスト別に、コーディネートのコツをご紹介します。
きれいめカジュアル:大人っぽく着こなす秘訣
トレーナーを部屋着っぽく見せず、大人っぽく着こなすなら「きれいめカジュアル」がおすすめです。
ポイントは、きれいめなアイテムとミックスすること。ボトムスには、センタープレス入りのスラックスやテーパードパンツ、光沢のあるサテンスカートや揺れ感が美しいロングスカートなどを選びましょう。これだけで、トレーナーのカジュアルさが中和され、洗練された印象になります。
足元はスニーカーでも良いですが、ローファーやパンプス、バレエシューズといった革靴やきれいめな靴を選ぶと、より大人っぽさがアップします。アクセサリーも重要で、華奢なネックレスやパールピアス、ゴールドやシルバーのブレスレットなどを加えると、顔周りが華やかになります。バッグは、レザーのトートバッグやショルダーバッグを選ぶと、全体のコーディネートが引き締まります。
ストリート:トレンド感を出すならこれ!
ストリートファッションにおいて、トレーナーは中心的な役割を担うアイテムです。
オーバーサイズのトレーナーを選ぶのが基本中の基本。ボトムスには、ワイドパンツやカーゴパンツ、太めのデニムなどを合わせて、全体的にルーズなAラインやIラインのシルエットを作ります。女性なら、ミニスカートにボリュームのあるスニーカーを合わせるスタイルも人気です。
小物がスタイルを完成させる鍵となります。キャップやニット帽(ビーニー)、スニーカーは必須アイテム。特にスニーカーは、コーディネートのアクセントになるようなデザインやカラーを選ぶと良いでしょう。シルバーアクセサリーやチェーンネックレスなどをじゃらっとつけると、よりストリート感が増します。
アメカジ:王道カジュアルの決定版
アメカジ(アメリカンカジュアル)は、トレーナーのルーツとも言えるスタイルです。
カレッジロゴやアメコミキャラクターがプリントされたトレーナーが主役。ボトムスは、色落ちしたジーンズ(デニムパンツ)が鉄板の組み合わせです。トレーナーの中にチェック柄のネルシャツを重ね着したり、腰に巻いたりするのも王道テクニック。
アウターには、デニムジャケット(Gジャン)、スタジャン、ダウンベストなどが好相性です。足元は、ワークブーツやハイカットのスニーカーが雰囲気にマッチします。全体的に、少し着古したような「こなれ感」を出すのが、アメカジをおしゃれに見せるコツです。
古着MIX:個性を出すなら
古着のトレーナーは、現行品にはない独特の色落ちや風合い、デザインが魅力です。
古着のトレーナーを主役に、他のアイテムは現代的なきれいめなものを合わせるのが「古着MIX」のポイント。例えば、くたっとした古着のカレッジトレーナーに、新品のきれいめなスラックスやロングスカートを合わせると、古着のラフさがおしゃれな「抜け感」に変わります。
全身を古着で固めてしまうと、どうしても野暮ったい印象になりがち。バッグや靴など、どこか一つにクリーンな新品のアイテムを取り入れることで、コーディネート全体が現代的にアップデートされます。一点ものの古着トレーナーで、自分だけの個性的なスタイルを楽しんでみてください。
大切な一枚を長く着るために。トレーナーのお手入れ方法
お気に入りのトレーナーは、できるだけ長く、良い状態で着たいですよね。そのためには、日頃のお手入れがとても大切です。ちょっとしたコツを知っているだけで、型崩れや色褪せを防ぎ、寿命を延ばすことができます。
基本の洗濯方法(洗濯機)
普段の洗濯は洗濯機で問題ありませんが、少しだけ手間を加えてあげましょう。
- 裏返してネットに入れる:プリントや刺繍がある場合は特に、生地の表面を摩擦から守るために必ず裏返しましょう。無地の場合でも、毛玉の発生を抑える効果が期待できます。そして、他の衣類との絡まりを防ぎ、型崩れを防止するために洗濯ネットに入れます。トレーナー1枚につきネット1枚が理想です。
- 洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を:一般的な弱アルカリ性の洗剤は洗浄力が高いですが、色褪せや生地へのダメージが少し気になります。おしゃれ着用の中性洗剤なら、生地への負担を抑えながら優しく洗い上げてくれます。
- 洗濯コースは「手洗いコース」や「ドライコース」で:水流が弱いコースを選ぶことで、生地の伸びや傷みを最小限に抑えられます。
干し方のコツ(型崩れ防止!)
洗い方と同じくらい、干し方も重要です。特に首元のヨレや肩の型崩れは、干し方で大きく変わってきます。
- 太めのハンガーを使う:針金のような細いハンガーは、濡れたトレーナーの重みで肩の部分に変な跡がつきやすいです。なるべく厚みのある、しっかりとしたハンガーを使いましょう。
- 平干しがベスト:最も型崩れしにくいのは、平干しネットなどを使って平らに置いて干す方法です。スペースが必要になりますが、特に大切にしたい一枚にはおすすめです。
- 「さかさま干し」も有効:物干し竿が2本ある場合、胴体部分を竿に渡し、袖をもう一方の竿にかけるように干すと、重さが分散されて伸びを防げます。
- 直射日光は避ける:直射日光は色褪せの原因になります。風通しの良い日陰で干すのが基本です。
やってはいけない干し方は、首元のリブをハンガーのフックに通して吊るす方法です。濡れた生地の重みで首元がテロンと伸びてしまう原因になるので、絶対にやめましょう。
保管方法
シーズンオフなどで長期間保管する際も、少し気を配りましょう。
ハンガーにかけっぱなしにすると、長期間の重みで肩や首元が伸びてしまう可能性があります。基本的には畳んで保管するのがおすすめです。湿気がこもらないように、収納ケースには詰め込みすぎず、時々風を通すようにしましょう。防虫剤を入れておくと安心です。
困った!毛玉ができた時の対処法
着用や洗濯による摩擦で、どうしてもできてしまうのが毛玉。見つけたら、手でむしり取るのはNGです。生地を傷めてしまい、さらに毛玉ができやすくなる原因になります。
毛玉取り器や毛玉取りブラシを使って、優しく表面をなでるように取り除きましょう。ハサミで一つ一つカットするのも良いですが、生地を切ってしまわないように細心の注意が必要です。
トレーナーに関するQ&Aコーナー
最後に、トレーナーに関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 首元がヨレてしまったら、もう元には戻らない?
A. ある程度のヨレであれば、修復を試みる価値はあります。ヨレた首元のリブ部分をジャバラ状に折りたたみ、50〜60度くらいのお湯に1分ほどつけます。その後、軽く水分を絞り、形を整えながらドライヤーの温風で乾かしてみてください。アイロンのスチームを当てるのも一つの方法です。ただし、完全に元通りになるわけではない場合もあります。
Q. 気に入ったトレーナーの色褪せを防ぐ方法は?
A. 洗濯の際に裏返してネットに入れ、中性洗剤を使い、日陰で干す、という基本のお手入れが最も効果的です。特に濃い色のトレーナーは色褪せが目立ちやすいので、この基本を徹底するだけでも、きれいな色を長く楽しめます。
Q. トレーナーにアイロンはかけていいの?
A. 基本的にはかけても大丈夫ですが、洗濯表示を必ず確認してください。アイロンがけが可能な場合でも、プリント部分は避け、必ず「あて布」をしましょう。高温で直接当てると、プリントが溶けたり剥がれたりする原因になります。生地への負担を考えると、スチームアイロンを少し浮かせて蒸気を当てる程度が良いでしょう。
Q. トレーナーをビジネスシーンで着るのはあり?
A. 職場の服装規定によりますが、近年はビジネスカジュアルが浸透し、OKな職場も増えてきています。その場合、無地でジャストサイズの、きれいめな質感のトレーナーを選ぶのがマナーです。色はブラック、ネイビー、グレーなどのベーシックカラーが良いでしょう。ジャケットのインナーとして着用し、ボトムスはスラックス、靴は革靴を合わせるなど、他のアイテムできちんと感を出すことが重要です。ラフすぎるロゴ入りやオーバーサイズのものは避けましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は、ファッションの定番アイテム「トレーナー」について、基本的な知識から選び方、コーディネート、お手入れ方法まで、幅広く掘り下げてみました。カジュアルの代表格でありながら、素材や形、着こなし方次第で、驚くほど多彩な表情を見せてくれるのがトレーナーの大きな魅力です。
この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひご自身のワードローブを見直したり、次の一枚を探しに出かけてみたりしてください。きっと、これまで以上にトレーナーというアイテムに愛着が湧き、コーディネートの幅が広がるはずです。あなたらしいトレーナーの着こなしを見つけて、毎日のおしゃれをもっと楽しんでくださいね!

