こんにちは!突然ですが、クローゼットに「パンツスーツ」はありますか?「仕事でしか着ない」「なんだか着こなしが難しそう…」なんて思っている方もいるかもしれません。でも、それってすごくもったいないんです!パンツスーツは、きちんと感と動きやすさを両立できるだけでなく、着こなし次第でフォーマルにもカジュアルにも大変身する、まさに「大人の女性の頼れる相棒」ともいえる万能アイテムなんですよ。
颯爽とパンツスーツを着こなす姿は、知的でスタイリッシュで、なんだか憧れますよね。この記事では、そんなパンツスーツの魅力を最大限に引き出すための、お役立ち情報だけをぎゅぎゅっと詰め込みました。特定の商品をおすすめしたり、ランキング形式で紹介したりすることは一切ありません。宣伝なしで、純粋に「自分に似合う一着を見つけるためのヒント」や「着こなしの幅を広げるアイデア」だけをお届けします。この記事を読めば、あなたもきっとパンツスーツが大好きになるはず。さあ、一緒にパンツスーツの世界を冒険してみましょう!
パンツスーツの基本の「き」
まずは、パンツスーツがどんなものなのか、その基本からおさらいしていきましょう。知っているようで意外と知らない、奥深い世界が広がっていますよ。
そもそもパンツスーツって何?
パンツスーツとは、その名の通り、ジャケットとパンツがセットになったスーツのことです。一般的には、同じ生地(共布)で作られていて、セットで着用することで統一感のあるコーディネートが完成します。女性用のスーツとしてはスカートスーツも定番ですが、パンツスーツはよりアクティブでマニッシュ、そして洗練された印象を与えてくれるのが特徴です。もともとは男性の衣服であったスーツを女性が着るようになった背景には、女性の社会進出の歴史が深く関わっています。パンツスーツは、女性が社会で活躍するための「戦闘服」のような役割も担ってきた、とてもパワフルなアイテムなんですね。
知っておきたい!パンツスーツの主な種類
一口にパンツスーツと言っても、実はデザインによって印象がガラリと変わります。ここでは、代表的なデザインの種類をいくつかご紹介します。自分のなりたいイメージに合わせて選ぶのがポイントですよ。
パンツのシルエットで選ぶ
パンツの形で、全体の印象は大きく左右されます。代表的なシルエットを知っておきましょう。
- ストレート
膝から裾までがまっすぐなラインの、最もベーシックな形です。流行に左右されにくく、どんなシーンでも使いやすいのが魅力。きちんと感があるので、ビジネスシーンで特に重宝します。脚のラインを拾いすぎず、すっきりと見せてくれる効果も期待できます。 - テーパード
腰回りや太ももはゆったりしていて、裾に向かって細くなっていくシルエットです。下半身をすっきりと見せつつ、程よい抜け感を演出してくれます。足首が見えるクロップド丈のものも多く、女性らしい華奢な印象を与えやすいのもポイント。きれいめからカジュアルまで幅広く着こなせる、今や定番の形です。 - ワイド
全体的に幅が広く、ゆったりとしたシルエットです。リラックス感がありつつも、生地の落ち感によってはエレガントな印象にもなります。体型をカバーしやすいのも嬉しいポイント。歩くたびに裾が揺れて、優雅な雰囲気を醸し出します。こなれたおしゃれ感を演出したいときにおすすめです。 - フレア(ブーツカット)
膝の部分が絞られていて、裾に向かって広がっているシルエットです。脚を長く見せる効果が期待でき、70年代ファッションのようなレトロでおしゃれな雰囲気が漂います。スタイリッシュで、他の人と少し差をつけたいときにぴったりのデザインです。
ジャケットの襟(カラー)で選ぶ
ジャケットの顔ともいえる「襟」のデザインも、印象を決定づける重要な要素です。
- テーラードジャケット
スーツのジャケットとして最も一般的な、下襟(ラペル)があるデザインです。きちんと感、信頼感といった印象が強く、ビジネスやフォーマルシーンに最適です。襟の幅や形で印象が少しずつ変わるので、試着の際には襟元にも注目してみてください。 - ノーカラージャケット
その名の通り、襟がないデザインのジャケットです。首元がすっきりとしていて、女性らしく柔らかい、優しい印象になります。カーディガン感覚で羽織りやすく、インナーとのコーディネートも楽しめます。セレモニーシーンや、オフィスカジュアルで人気が高いデザインです。
素材で選ぶ
スーツの印象や着心地は、使われている素材によって大きく変わります。季節感や求める機能性に合わせて選びましょう。
- ウール
スーツの定番素材で、保温性が高く、秋冬に適しています。上品な光沢としなやかさがあり、高級感があります。シワになりにくく、型崩れしにくいのも特徴です。 - ポリエステル
非常に丈夫で、シワになりにくく、家庭で洗濯できるものも多いのがメリットです。比較的リーズナブルなものが多く、デイリーユースにぴったり。吸湿性が低いので、夏場は少し暑く感じることもあります。 - リネン(麻)
通気性・吸湿性に優れており、サラッとした肌触りで春夏に最適な素材です。ナチュラルで涼しげな風合いが魅力ですが、シワになりやすいという特性もあります。そのシワ感もまた、リネンならではの「味」として楽しむのがおしゃれです。 - コットン(綿)
柔らかく肌触りが良いのが特徴です。カジュアルな印象が強く、オフィスカジュアルや普段使いに向いています。リネン同様、シワになりやすいですが、アイロンがけはしやすい素材です。 - ツイード
太い羊毛の糸で織られた、厚手でざっくりとした風合いの生地です。暖かく、上品でクラシカルな印象になります。特に入学式や卒業式などのセレモニーシーンで人気があります。
失敗しない!自分に似合うパンツスーツの選び方
せっかくパンツスーツを着るなら、自分の魅力を最大限に引き出してくれるものを選びたいですよね。ここでは、自分にぴったりの一着を見つけるための選び方のコツを、体型やパーソナルカラーの観点から詳しく解説します。
体型別・似合うデザインの見つけ方
人それぞれ体型が違うように、似合う服のデザインも異なります。自分の体型の特徴を知って、スタイルアップを目指しましょう!
小柄さん
小柄な方は、全体のバランスをコンパクトに、そして目線を上に集めることを意識するのがスタイルアップの鍵です。大きすぎるサイズのスーツは「着られている感」が出てしまいがちなので、ジャストサイズを選ぶことが何よりも大切です。
- 目線を上に集める工夫を
ジャケットの着丈は短めのものを選ぶと、脚が長く見え、全体のバランスが良く見えます。また、ノーカラージャケットで首元をすっきり見せたり、インナーに明るい色を持ってきたりするのも、目線を上に誘導するのに効果的です。 - パンツは足首見せですっきりと
パンツは、足首が少し見えるクロップド丈のテーパードパンツがおすすめです。足元に抜け感が生まれて、軽快な印象になります。ワイドパンツを選ぶ場合は、落ち感のある素材で、広がりすぎないシルエットのものを選ぶと良いでしょう。ハイウエストのデザインなら、さらに脚長効果が期待できます。 - 柄や色は小ぶりのものを
もし柄物を取り入れるなら、ストライプは細めのもの、チェック柄は小さめのものを選ぶと、バランスが取りやすいです。全体をワントーンでまとめると、縦のラインが強調されてすっきりとした印象になります。
長身さん
長身の方は、そのスタイルの良さを活かした着こなしが楽しめるのが強みです。地味な印象にならないように、どこかにポイントを作ることを意識すると、より洗練された着こなしになります。
- ロング丈もかっこよく着こなせる
ジャケットは、長めの着丈のものもバランス良く着こなせます。ロングジャケットに細身のパンツを合わせると、スタイリッシュで都会的な印象に。ワイドパンツやフレアパンツも、長身さんならダイナミックで格好良く決まります。 - 地味見えを回避する一工夫
シンプルなデザインのスーツを選ぶと、ともするとマニッシュすぎて少し寂しい印象になることも。そんな時は、インナーに華やかな色のブラウスを合わせたり、大ぶりのアクセサリーをプラスしたりして、女性らしさを加えるのがおすすめです。大胆な柄物のスーツに挑戦してみるのも素敵です。 - メリハリを意識して
ベルトでウエストマークをすると、のっぺりした印象になるのを防ぎ、スタイルにメリハリが生まれます。ジャケットとパンツで色を変えるセットアップ風の着こなしも、おしゃれ上級者に見えるテクニックです。
ぽっちゃりさん
ぽっちゃりさんがパンツスーツを選ぶ際は、縦のラインを意識してすっきり見せることがポイントです。着痩せ効果を狙うなら、Iラインシルエットを意識したコーディネートがおすすめです。
- Iラインですっきり見せる
ジャケットは、Vネックラインが深めのテーラードジャケットや、顔周りがすっきりするノーカラージャケットがおすすめです。ボタンを留めずにさらりと羽織ると、縦のラインが強調されて細見え効果が期待できます。着丈はお尻が隠れるくらいの長さがあると、気になる腰回りを自然にカバーしてくれます。 - パンツ選びのポイント
パンツは、太もも周りを拾いすぎないストレートパンツや、センタープレス(中央の折り目)が入ったテーパードパンツがおすすめです。センタープレスは縦の線を強調してくれるので、脚をまっすぐ長く見せてくれます。ワイドパンツを選ぶなら、広がりすぎないストンと落ちるシルエットのものを選びましょう。 - 色と素材選びも重要
色は、ブラック、ネイビー、チャコールグレーなどの引き締め効果のあるダークカラーが基本ですが、インナーや小物に明るい色を取り入れると、重たい印象になりません。素材は、体のラインを拾いにくい、程よくハリのあるものを選ぶのが正解です。柔らかすぎる素材は、かえって肉感を強調してしまうことがあるので注意しましょう。
骨格診断で探す「似合う」の軸
最近よく耳にする「骨格診断」。生まれ持った体の骨格や肉付きの特徴から、自分に似合うファッションの素材やデザインを知るためのメソッドです。自分の骨格タイプを知っておくと、服選びがぐっと楽になりますよ。
骨格ストレート
体に厚みがあり、筋肉質でメリハリのあるボディが特徴のストレートタイプ。シンプルで上質な、ジャストサイズのものが得意です。
- 得意なデザイン
スーツスタイルが最も似合う骨格タイプと言えるかもしれません。ジャケットは、きちんと感のあるテーラードジャケットがぴったり。パンツは、太ももの張りを拾わないストレートタイプや、センタープレスの入ったテーパードパンツが脚をきれいに見せてくれます。 - 得意な素材
ハリのある上質な素材が得意です。ウールやコットンなど、高級感のある天然素材を選ぶと、持ち前のリッチな雰囲気が引き立ちます。ストレッチが効きすぎている柔らかい素材は、肉感を拾いやすいので少し注意が必要です。
骨格ウェーブ
体が薄く、骨が華奢で、柔らかな曲線を描くボディが特徴のウェーブタイプ。柔らかく、華やかな装飾のあるスタイルが得意です。
- 得意なデザイン
重心が下がりやすい傾向があるので、目線を上に集める工夫が必要です。ジャケットは、着丈が短めのノーカラージャケットや、ウエストがシェイプされたデザインのものがおすすめです。パンツは、足首が見えるクロップド丈のテーパードパンツや、ハイウエストのデザインで重心をアップさせましょう。 - 得意な素材
とろみのあるブラウスや、モヘア、ツイードなど、柔らかく華やかな素材が得意です。硬くて厚い素材は「着られている感」が出やすいので、ソフトな質感のものを選ぶと良いでしょう。
骨格ナチュラル
骨や関節がしっかりとしていて、スタイリッシュなフレーム感のあるボディが特徴のナチュラルタイプ。ラフでカジュアルな、ゆったりとしたシルエットが得意です。
- 得意なデザイン
フレーム感を活かした、ゆったりとしたサイズ感の着こなしがおしゃれに決まります。ジャケットは、肩のラインが落ちたドロップショルダーや、長めの丈のものが得意。パンツも、ワイドパンツやストレートパンツなど、体のラインを拾わないリラックス感のあるシルエットが似合います。 - 得意な素材
リネンやコットン、コーデュロイなど、洗いざらしのような風合いのある天然素材がぴったりです。ざっくりとした質感のツイードなども得意。きれいめすぎる、つるっとした素材よりも、少しラフな雰囲気の素材を選ぶとしっくりきます。
パーソナルカラーで選ぶ!印象アップの色選び
パーソナルカラーとは、その人の生まれ持った肌や髪、瞳の色と調和し、魅力を引き出してくれる色のことです。大きく「イエローベース(イエベ)」と「ブルーベース(ブルベ)」に分けられ、さらにそれぞれ「春・秋」「夏・冬」の4シーズンに分類されます。自分に似合う色を身につけると、顔色が明るく見えたり、生き生きとした印象になったりするんですよ。
イエローベース(イエベ)さん
肌の色が黄みがかっていて、温かみのある印象のイエベさん。ゴールドのアクセサリーが似合うタイプです。
- スプリング(春)タイプ
明るくクリアで、元気なビタミンカラーが得意です。パンツスーツを選ぶなら、アイボリー、明るいベージュ、コーラルピンク、ライトウォームグレーなどがおすすめです。ベーシックカラーも、黄みがかった明るい色を選ぶのがポイントです。 - オータム(秋)タイプ
深みのある、こっくりとしたアースカラーが得意です。ブラウン、カーキ、テラコッタ、マスタードなど、秋の紅葉のような色がよく似合います。ベージュなら、黄みの強いキャメルのような色がおすすめです。シックでゴージャスな印象を演出できます。
ブルーベース(ブルベ)さん
肌の色が青みがかっていたり、ピンクがかっていたりして、クールで涼しげな印象のブルベさん。シルバーのアクセサリーが似合うタイプです。
- サマー(夏)タイプ
明るく、ソフトでスモーキーな、紫陽花のような色がよく似合います。ラベンダー、ミントグリーン、スカイブルー、青みがかったピンクなどが得意です。グレーを選ぶなら、青みがかったライトグレーやブルーグレーが顔色をきれいに見せてくれます。上品でエレガントな印象になります。 - ウィンター(冬)タイプ
はっきりとしたシャープな、原色に近いビビッドなカラーやモノトーンが得意です。ピュアホワイト、ブラック、ロイヤルブルー、マゼンタ、トゥルーレッドなど、コントラストの強い色が似合います。ネイビーなら、黒に近い濃紺を選ぶと、キリッとした印象が引き立ちます。モダンで都会的な着こなしが楽しめます。
定番カラーの選び方と印象
パンツスーツの定番色であるネイビー、グレー、ベージュ、ブラック。それぞれの色が与える印象と、パーソナルカラー別の選び方のヒントをまとめました。
| 色 | 与える印象 | パーソナルカラー別選び方のヒント |
| ネイビー | 知的、真面目、信頼感、上品 | イエベさんは黄みがかった明るめのネイビー、ブルベさんは黒に近いダークネイビーがおすすめです。 |
| グレー | 落ち着き、洗練、穏やか、協調性 | イエベさんは黄みがかったウォームグレー、ブルベさんは青みがかったクールグレーが似合います。明るさによっても印象が変わり、ライトグレーは春夏に、チャコールグレーは秋冬に適しています。 |
| ベージュ | 柔らかい、ナチュラル、優しい、親しみやすい | イエベさんは黄みの強いキャメル寄りのベージュ、ブルベさんは赤みやピンクみのあるローズベージュや、黄みを抑えたグレージュがおすすめです。 |
| ブラック | 高級感、フォーマル、威厳、スタイリッシュ | 特にウィンター(冬)タイプの方が得意な色。他のタイプの方が着る場合は、インナーに得意な色を持ってきたり、素材を工夫したり(例:サマータイプなら柔らかい素材)すると、重たい印象になりにくいです。 |
シーン別・パンツスーツ着こなし術
パンツスーツは、合わせるアイテム次第で様々なシーンに対応できるのが最大の魅力。ここでは、具体的なシーンを想定した着こなしのポイントをご紹介します。
ビジネス・オフィスカジュアル
お仕事でパンツスーツを着る場合、大切なのは「信頼感」と「清潔感」です。社風や職種にもよりますが、基本的にはベーシックカラーのシンプルなデザインが重宝します。
インナーの選び方
インナーひとつで印象は大きく変わります。定番は、きちんと感のあるシャツやブラウス。襟付きのシャツならよりフォーマルに、ボウタイやフリル付きのブラウスなら女性らしい華やかさが加わります。もう少しカジュアルダウンしたい場合は、シンプルなカットソーやハイゲージのニットもおすすめです。色は、白や淡いブルー、ベージュなど、清潔感のある明るい色が基本です。顔周りが明るくなり、快活な印象になりますよ。
小物使いのポイント
靴は、つま先が隠れるパンプスが基本です。ヒールの高さは3〜5cm程度が歩きやすく、見た目もきれいです。色は、スーツの色やバッグの色と合わせると統一感が出ます。バッグは、A4サイズの書類が入る、自立するタイプのものが機能的で見た目もスマート。革素材のものを選ぶと、よりきちんと感が増します。
フォーマル(結婚式・パーティー)
結婚式やパーティーなどのお祝いの席では、普段より少し華やかさを意識した着こなしを楽しみましょう。パンツスーツは、スタイリッシュで甘すぎないお呼ばれスタイルが好きな方にぴったりです。
華やかさをプラスする素材選び
光沢のあるサテンや、落ち感がきれいなとろみ素材、上品なレースを部分的に使ったデザインなど、ドレッシーな素材感のパンツスーツを選ぶと、一気にお祝いムードが高まります。色は、ベージュやネイビー、グレイッシュなブルーやピンクなど、上品な明るい色がおすすめです。ただし、花嫁の色である「白」のスーツは避けましょう。また、全身黒になってしまうと喪服のような印象を与えかねないので、黒のスーツを選ぶ場合は、インナーや小物で華やかな色をプラスする工夫が必要です。
小物でドレスアップ
インナーには、レースやシフォン、フリルなどがあしらわれた華やかなブラウスを合わせましょう。アクセサリーは、パールやビジューのネックレス、揺れるタイプのイヤリングなどをプラスすると、顔周りがぐっと華やぎます。バッグは、小ぶりでドレッシーなパーティーバッグやクラッチバッグを。靴は、光沢のある素材や、つま先に飾りのついたパンプスなどが素敵です。ヒールのある靴を選ぶと、よりフォーマルな印象になります。
セレモニー(入学式・卒業式)
お子様のハレの日である入学式や卒業式。主役はあくまで子供たちなので、保護者は上品で控えめな中にも、お祝いの気持ちが感じられる装いを心がけましょう。
上品さと華やかさのバランス
色は、ネイビー、ベージュ、ライトグレーなどの定番カラーが人気です。厳粛な雰囲気の卒業式はダークカラー、新しい始まりである入学式は明るめのカラーを選ぶ方が多い傾向にあります。ジャケットは、柔らかい印象のノーカラージャケットや、ツイード素材のものがセレモニーの雰囲気にぴったり。インナーには、白やパステルカラーのブラウスを合わせると、顔周りが明るく見えます。
コサージュやブローチで彩りを
セレモニースーツの定番アクセサリーといえば、コサージュやブローチです。胸元に添えるだけで、ぐっと華やかでお祝いらしい雰囲気になります。スーツやインナーの色と合わせたり、あえて差し色にしたりと、コーディネートを楽しんでみてください。アクセサリーは、上品な一粒パールのネックレスなどが定番です。バッグや靴も、スーツの色に合わせて上品なデザインのものを選びましょう。
カジュアル・普段使い
「パンツスーツは特別な日に着るもの」なんて決めつけていませんか?実は、セットアップをばらして使えば、普段のコーディネートの幅がぐっと広がるんです。
ジャケットの着回し術
テーラードジャケットは、きれいめカジュアルの必須アイテム。Tシャツとデニムの上に羽織るだけで、ラフなスタイルがぐっと引き締まります。ワンピースの上に羽織って、甘さを抑えたコーディネートにするのも素敵です。ノーカラージャケットなら、スカートやワンピースと合わせてフェミニンな着こなしが楽しめます。
パンツの着回し術
スーツのパンツは、シルエットがきれいなものが多いので、一本持っているととても便利です。センタープレスの入ったきれいめパンツには、あえてざっくりとしたニットやスウェットを合わせて、テイストのミックスを楽しむのがおしゃれ。足元をスニーカーにすれば、こなれ感のある大人カジュアルが完成します。ワイドパンツなら、コンパクトなトップスを合わせるとバランスが取りやすいですよ。
もっとおしゃれに!着こなしの小技集
いつものパンツスーツスタイルを、もう一歩先のおしゃれに見せるための、ちょっとしたテクニックをご紹介します。すぐに真似できるものばかりですよ!
インナー選びで印象は自由自在
スーツのVゾーン(胸元)から覗くインナーは、面積は小さいですが、全体の印象を左右する重要なパーツです。
- シャツ・ブラウス
最もきちんと感が出る組み合わせ。シンプルな白シャツなら清潔感と信頼感を、ボウタイブラウスならエレガントで華やかな印象を与えます。 - カットソー・Tシャツ
程よい抜け感が生まれ、こなれた印象になります。クルーネックならカジュアルに、Vネックならシャープで女性らしい雰囲気に。無地のシンプルなものを選ぶのが、大人っぽく着こなすコツです。ロゴTを合わせると、遊び心のある上級者スタイルになります。 - ニット
秋冬のスーツスタイルに温かみと柔らかさをプラスしてくれます。薄手で体にフィットするハイゲージのタートルネックやVネックニットが、ジャケットの下に着てももたつかず、すっきりと見えます。 - 色の組み合わせ
スーツとインナーを同系色でまとめる「ワントーンコーデ」は、縦のラインが強調されてスタイルアップ効果が期待でき、洗練された印象になります。逆に、スーツと反対色や鮮やかな色のインナーを合わせる「差し色コーデ」は、コーディネートにメリハリが生まれ、おしゃれ度がぐっとアップします。
小物使いで差をつける
「神は細部に宿る」と言いますが、ファッションもまさにその通り。小物使いをマスターすれば、いつものスーツスタイルが格段にあか抜けます。
- 靴
パンプスならきれいめに、ローファーならトラッドで知的な印象に、スニーカーならカジュアルダウンできます。なりたいイメージに合わせて足元を変えてみましょう。 - バッグ
かっちりしたレザーバッグはビジネスシーンに、柔らかな素材のトートバッグや小ぶりなショルダーバッグは普段使いにと、シーンや服装のテイストに合わせて変えるのが基本です。 - アクセサリー
シンプルなスーツには、少し大ぶりのネックレスやピアスでアクセントを加えるのがおすすめです。首元が寂しいと感じたら、スカーフを巻くのも素敵。一気に華やかでこなれた雰囲気になります。ブローチは、ジャケットの襟元につけるだけで、クラシカルで上品な印象をプラスできる便利なアイテムです。 - ベルト
ジャケットの上からベルトでウエストマークすると、シルエットにメリハリが生まれ、スタイルアップ効果が期待できます。細めのベルトならさりげなく、太めのベルトならモードな印象になります。
こなれ感を出す着こなしテクニック
ほんの少しの工夫で、ぐっと「おしゃれな人」に見えるテクニックです。
- 袖をまくる
ジャケットの袖を無造作に少しまくり上げて、手首を見せるだけで、一気に抜け感が生まれます。腕時計やブレスレットも映えて、こなれた印象になりますよ。 - ジャケットのボタンの留め方
テーラードジャケットのボタンは、一番下は留めないのがマナーとされています(アンボタンマナー)。座るときは、シワを防ぎ、窮屈に見えないように、すべてのボタンを外すのがスマートです。 - パンツの裾の長さ
パンツの裾の長さは、全体のバランスを左右する非常に重要なポイントです。パンプスを履くことが多いなら、ヒールにかかるくらいの長さが脚長効果もあってきれいです。スニーカーやフラットシューズに合わせることが多いなら、裾が地面につかない、くるぶしが見えるくらいの丈がすっきりと見えます。お直しをする際は、いつも履く靴を実際に履いて長さを決めるのがおすすめです。
パンツスーツのお手入れと保管方法
お気に入りのパンツスーツを、できるだけ長くきれいな状態で着るためには、日頃のお手入れと正しい保管が欠かせません。少しの手間をかけるだけで、スーツの寿命はぐっと延びるんですよ。
長持ちさせるためのお手入れ
一日着たスーツは、汗やホコリをたくさん吸っています。脱いだらすぐにクローゼットにしまうのではなく、ひと手間かけてあげましょう。
普段のケア
帰宅したら、まずはスーツ全体を優しくブラッシングして、表面についたホコリや花粉を払い落としましょう。特に肩や背中、パンツの裾などは汚れやすいので念入りに。ブラッシングは、生地の目に沿って、上から下へ優しくかけるのがポイントです。その後、風通しの良い場所で半日ほど陰干しして、汗などの湿気を飛ばします。気になるシワには、衣類用のシワ取りスプレーを吹きかけておくのも効果的です。
洗濯表示を確認しよう
スーツを洗濯する前には、必ずジャケットやパンツの内側についている洗濯表示タグを確認してください。「家庭洗濯可」のマークがあれば自宅で洗えますが、「水洗い不可」のマークがある場合は、クリーニングに出す必要があります。大切なスーツを傷めないためにも、この確認は絶対に忘れないでくださいね。
家庭で洗濯する場合の注意点
自宅で洗う場合は、まずジャケットのボタンを留め、パンツはファスナーを閉めてから、きれいにたたんで洗濯ネットに入れます。この時、ジャケット用とパンツ用でネットを分けると、生地の傷みをより防ぐことができます。洗濯機は「手洗いコース」や「ドライコース」などの弱水流コースを選び、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使いましょう。脱水は、1分以内の短い時間で済ませるのがシワを防ぐコツです。
アイロンのかけ方のコツ
洗濯後や、着用していてシワが気になるときは、アイロンをかけましょう。アイロンをかける際は、生地のテカリや傷みを防ぐために、必ず「当て布」をしてください。温度設定も、洗濯表示に従って適切に設定します。アイロンは滑らせるようにかけるのではなく、少し浮かせてスチームを当てるか、軽く押し当てるようにかけると、生地を傷めずきれいに仕上がります。
正しい保管方法
スーツを保管する際のポイントは、「型崩れ」と「湿気・虫」を防ぐことです。
型崩れを防ぐハンガー選び
ジャケットには、肩の部分に厚みのある、木製などのしっかりとしたハンガーを使いましょう。クリーニング店でついてくるような細いワイヤーハンガーは、型崩れの原因になるので避けた方が良いです。パンツは、クリップでウエストを挟むタイプか、二つ折りにしてバーにかけるタイプのパンツ専用ハンガーを使うと、シワにならずに保管できます。
クローゼットでの保管
クローゼットにスーツをしまう際は、ぎゅうぎゅうに詰め込まず、一着一着の間に隙間をあけて、風通しを良くすることが大切です。湿気はカビや臭いの原因になるので、除湿剤などを活用するのもおすすめです。クリーニングから返ってきたスーツのビニールカバーは、通気性が悪く湿気がこもりやすいので、必ず外してから保管してください。
長期保管する場合
シーズンオフなどで長期間スーツを着ない場合は、必ずクリーニングに出して汚れを完全に落としてから保管しましょう。汚れが残っていると、虫食いや黄ばみの原因になります。保管する際は、防虫剤を一緒に入れておくのを忘れずに。不織布などの通気性の良いカバーをかけておくと、ホコリからも守れます。
出先での応急処置
外出先でスーツにシワが寄ってしまったり、シミをつけてしまったりすることもありますよね。そんな時のための、簡単な応急処置方法を知っておくと安心です。
- 軽いシワができたとき
会食や移動で座りジワができてしまったら、お手洗いのハンドドライヤーの温風を少し離れたところから当てたり、ハンカチを濡らしてシワの部分を軽く湿らせてから、手でパンパンと叩いて伸ばしたりすると、ある程度目立たなくなります。 - 食べこぼしなどのシミができたとき
シミがついてしまったら、できるだけ早く対処するのが肝心です。まず、乾いたティッシュやハンカチで、固形物があれば取り除き、液体の場合は上から軽く押さえて吸い取ります。この時、こすらないのが鉄則です。こするとシミが広がってしまいます。その後、水で濡らして固く絞ったハンカチなどで、シミの外側から中心に向かって軽くトントンと叩くようにして汚れを移し取ります。油性のシミの場合は、乾いたティッシュで油分を吸い取る程度にとどめ、帰宅後すぐにクリーニング店に相談するのが賢明です。
まとめ
パンツスーツの選び方から着こなし、お手入れ方法まで、たっぷりとご紹介してきましたが、いかがでしたか?パンツスーツは、ただの「仕事着」ではなく、自分らしさを表現し、様々なシーンで輝かせてくれる、本当に頼もしいパートナーだということが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。
大切なのは、流行を追いかけることだけではありません。自分の体型や雰囲気に合ったデザインを知り、着たいシーンをイメージしながら、心から「これが好き!」と思える一着を見つけること。そして、小物合わせやちょっとした着こなしの工夫で、自分らしいスタイルを存分に楽しむことです。
この記事には、特定の商品名はひとつも出てきません。なぜなら、あなたにとっての「最高の一着」は、誰かが決めたランキングの中にあるのではなく、あなた自身が見つけ出すものだからです。この記事が、そのためのヒントや道しるべのような存在になれたなら、これほど嬉しいことはありません。さあ、自信を持って、あなただけのパンツスーツスタイルを楽しんでくださいね!

