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ジャケット完全攻略!選び方からコーデ術まで徹底解説

こんにちは!ファッションの世界は奥が深いですが、その中でも「ジャケット」は、一枚持っているだけでコーディネートの幅をぐっと広げてくれる魔法のようなアイテムですよね。ビジネスシーンできちんとした印象を与えたいとき、普段着をちょっと格上げしたいとき、季節の変わり目で羽織りものが欲しいとき…など、あらゆる場面で活躍してくれます。

でも、「ジャケットって種類が多すぎて何を選べばいいかわからない…」「自分に似合う形が知りたい!」「いつも同じような着こなしになっちゃう」なんてお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、そんなジャケットに関するあらゆるお悩みを解決すべく、特定の商品紹介は一切なしで、純粋にお役立ち情報だけをぎゅっと詰め込みました。ジャケットの基本の種類から、自分にぴったりの一着を見つけるための選び方のコツ、明日からすぐに試せるコーディネート術、そして大切なジャケットを長く愛用するためのお手入れ方法まで、徹底的に解説していきます。

この記事を読み終える頃には、あなたもきっとジャケットマスターになっているはず。さあ、一緒にジャケットの魅惑の世界へ飛び込んでみましょう!

ジャケットの基本の「き」!まずは種類を知ろう

「ジャケット」と一言で言っても、その種類は実にさまざま。まずは代表的なジャケットの種類とそれぞれの特徴を知ることから始めましょう。それぞれの魅力を理解すれば、自分がどんなジャケットを求めているのかが、きっと見えてきますよ。

テーラードジャケット

ジャケットの王道中の王道といえば、やはり「テーラードジャケット」でしょう。「テーラード」とは「仕立てられた」という意味で、その名の通り、男性のスーツの上着のように、体のラインに沿って立体的に作られているのが特徴です。襟(ラペル)があり、肩パッドが入っていることも多く、カチッとしたフォーマルな印象を与えてくれます。

もともとは紳士服の基本でしたが、今では女性のファッションにも欠かせないアイテムです。ビジネスシーンはもちろん、Tシャツやデニムと合わせてカジュアルダウンして着こなすのも定番のスタイル。一着持っておくと、オンオフ問わず大活躍してくれる心強い味方です。素材もウール、コットン、リネン、ポリエステルなど多岐にわたり、季節に合わせて選べるのも魅力ですね。

ノーカラージャケット

その名の通り、「カラー(襟)」がないジャケットのことです。襟がない分、首周りがすっきりとして見えるのが最大の特徴。顔周りをシャープに見せたり、インナーのデザインを活かしたコーディネートを楽しんだりできます。ネックレスやスカーフなどのアクセサリーも映えますよ。

テーラードジャケットに比べて、より女性らしく、柔らかで上品な印象を与えてくれます。ツイード素材のものならセレモニーシーンにもぴったりですし、シンプルなデザインのものならオフィスカジュアルにも最適。カーディガンのように気軽に羽織れるのに、きちんと感も出せる、非常に使い勝手の良いジャケットです。

ライダースジャケット

元々はバイク乗り(ライダー)のために作られた、防風・防寒機能に優れたジャケットです。レザー(本革・合成皮革)で作られていることが多く、タイトなシルエットと、ジッパーやスタッズなどの金属パーツが特徴的。ハードでクールな印象が強いですが、実はコーディネートの幅がとても広いんです。

例えば、フェミニンなワンピースやプリーツスカートと合わせれば、甘辛ミックススタイルの完成。定番のTシャツ&デニムに合わせるだけで、ぐっとこなれた雰囲気になります。コーディネートにピリッとしたスパイスを加えたいときにおすすめのアイテム。着込むほどに体に馴染み、味わいが増していくのもレザーならではの楽しみです。

デニムジャケット(Gジャン)

もはや説明不要のカジュアルジャケットの代表格、「デニムジャケット」。通称「Gジャン」として親しまれていますね。丈夫なデニム生地で作られており、もともとは作業着として誕生した歴史があります。そのため、非常にタフで、着る人や着方によって色落ちなどの経年変化を楽しめるのが最大の魅力です。

流行り廃りがなく、どんな時代でも愛される永遠の定番アイテムと言えるでしょう。春や秋の羽織りものとして大活躍するのはもちろん、冬にはコートのインナーとして着込む「Gジャンonコート」もおしゃれな着こなしです。パーカー、シャツ、ワンピースなど、どんなアイテムとも相性が良いので、一枚持っているとコーディネートに困りません。

ミリタリージャケット

軍服をルーツに持つジャケットの総称です。機能的で実用的なデザインが多く、武骨でメンズライクな雰囲気が魅力。代表的なものには、フライトジャケットの「MA-1」や、フィールドジャケットの「M-65」などがあります。

  • MA-1:アメリカ空軍のパイロットのために開発されたジャケット。短い着丈と、袖や裾のリブが特徴です。シンプルながら存在感があり、ストリートファッションの定番アイテムとしても人気です。
  • M-65:アメリカ陸軍の野戦用に作られたジャケット。大きな4つのポケットと、襟に収納されたフードが特徴。機能性の高さと男らしいデザインで、多くのファッションブランドにサンプリングされています。

これらのミリタリージャケットは、カジュアルなコーディネートに程よい「はずし」や「こなれ感」をプラスしてくれます。きれいめなスラックスや、女性らしいスカートと合わせるのもおすすめです。

ダウンジャケット

冬の寒さから身を守る、最強のアウターといえば「ダウンジャケット」。水鳥の羽毛(ダウン)や羽根(フェザー)を詰め物として使用しており、軽くて保温性が非常に高いのが特徴です。ダウンが空気の層をたくさん含むことで、体温を外に逃さず、冷たい外気をシャットアウトしてくれます。

一昔前はモコモコとしたシルエットが主流でしたが、最近ではタウンユースしやすい、すっきりとしたデザインのものも増えています。アウトドアシーンはもちろん、通勤や普段のお出かけにも欠かせない冬の必需品。フィルパワー(羽毛のかさ高を示す単位)の数値が高いほど、保温性に優れていると言われています。

コーチジャケット

元々はアメフトのコーチが着ていた、ナイロン素材のシンプルなジャケットです。襟付きで、フロントはスナップボタン、裾にはドローコードが付いているのが一般的なデザイン。スポーティーで軽快な印象を与えてくれます。

90年代のストリートファッションブームで人気に火が付き、今では定番アウターの一つとして定着しています。Tシャツやパーカーの上にラフに羽織るだけで、簡単に旬なストリートスタイルが完成します。薄手で軽いので、季節の変わり目に重宝する一枚です。

フリースジャケット

ポリエステルの一種であるフリース素材で作られたジャケットです。軽くて暖かく、肌触りが柔らかいのが特徴。速乾性にも優れているため、汗をかいても乾きやすいというメリットがあります。

元々はアウトドアウェアとして開発されましたが、その着心地の良さと保温性の高さから、今では部屋着からタウンユースまで幅広く愛用されています。リラックス感のあるカジュアルなスタイルにぴったり。秋はアウターとして、冬はコートのインナーとして、長いシーズン活躍してくれる便利なアイテムです。

自分に似合う一着を見つける!ジャケット選びの5つのポイント

たくさんの種類があるジャケットの中から、自分にぴったりの「運命の一着」を見つけるのは、なかなか難しいものですよね。でも大丈夫!これからご紹介する5つのポイントを押さえれば、きっとあなたに似合うジャケットが見つかるはずです。ぜひ、お店で試着する際の参考にしてみてくださいね。

ポイント1:サイズ感は「肩」で合わせるのが鉄則

ジャケット選びで最も重要なのが「サイズ感」です。どんなに素敵なデザインでも、サイズが合っていないと、だらしなく見えたり、窮屈に見えたりしてしまいます。そして、サイズ感をチェックする上で一番大切なのが「肩幅」です。

ジャケットを羽織ったときに、肩のラインが自分の肩の先端(肩峰)にぴったり合っているかを確認しましょう。肩の縫い目が腕側に落ちすぎていると「着られている感」が出てしまい、逆に内側に入りすぎていると窮屈で動きにくく見えます。まずは肩をジャストサイズで合わせるのが基本です。

肩幅が合っていることを確認したら、次に以下の点もチェックしましょう。

  • 袖丈:腕をまっすぐ下ろしたときに、手首の骨が隠れるくらいの長さが一般的です。シャツを中に着る場合は、ジャケットの袖口からシャツが1cm〜1.5cmほどのぞくのが美しいとされています。
  • 着丈:デザインにもよりますが、基本的なテーラードジャケットの場合、ヒップが半分〜全部隠れるくらいの長さがバランスを取りやすいです。着丈が短いとカジュアルで軽快な印象に、長いとモードで落ち着いた印象になります。
  • 身幅:フロントのボタンを留めたときに、胸や胴回りに不自然なシワが寄らないか、こぶし一つ分くらいの余裕があるかを確認しましょう。インナーに厚手のものを着ることを想定するなら、少し余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。

もちろん、最近はあえて肩が落ちた「ドロップショルダー」や、全体的にゆったりとした「オーバーサイズ」のジャケットもトレンドです。その場合も、ただ大きいサイズを選ぶのではなく、計算されたオーバーサイズのデザインを選び、袖をまくったり、ベルトでウエストマークしたりして、どこかに「抜け感」を作ることが、おしゃれに着こなすコツですよ。

ポイント2:素材で印象はガラリと変わる

ジャケットの印象を大きく左右するのが「素材」です。素材によって見た目の雰囲気や着心地、適した季節が変わってきます。代表的な素材の特徴を知って、自分のなりたいイメージや用途に合ったものを選びましょう。

素材の種類 特徴と印象
ウール スーツなどによく使われる定番素材。保温性が高く、高級感があります。秋冬のジャケットの代表格。ツイードやフランネルなど、織り方によって様々な表情を見せます。
コットン Tシャツなどでもおなじみの天然素材。肌触りが良く、吸湿性・通気性に優れています。カジュアルでナチュラルな印象。春や秋に活躍します。
リネン(麻) 清涼感のある独特の風合いが魅力。通気性が非常に高く、熱を逃しやすいので夏のジャケットに最適です。シワになりやすいですが、そのシワも味になります。
レザー(革) 本革と合成皮革(フェイクレザー)があります。防風性が高く、クールで高級感のある印象。ライダースジャケットの定番素材。着込むほどに体に馴染みます。
ポリエステル シワになりにくく、耐久性が高い合成繊維。光沢感があり、スポーティーな印象を与えることも。乾きやすいのでお手入れが比較的簡単なのも嬉しいポイント。
ナイロン 軽くて丈夫な合成繊維。摩擦に強く、撥水性があるものも多いです。MA-1やコーチジャケットなど、ミリタリーやスポーツ系のジャケットによく使われます。

例えば、同じデザインのジャケットでも、ウール素材なら知的でかっちりした印象に、リネン素材ならリラックスしたこなれた印象になります。どんなシーンで、どんな季節に着たいのかを想像しながら素材を選ぶと、失敗が少なくなりますよ。

ポイント3:色選びで着回し力アップ!

ジャケットはコーディネートの主役になることが多いので、「色選び」も非常に重要です。着回しやすさを重視するなら、まずはベーシックカラーから揃えるのがおすすめです。

  • ブラック(黒):最もフォーマルで、シックな印象。どんな色とも合わせやすく、コーディネート全体を引き締めてくれます。冠婚葬祭からビジネス、カジュアルまで幅広く使える万能カラーです。
  • ネイビー(紺):ブラックよりも少し柔らかく、知的で誠実な印象を与えます。日本人の肌色にも馴染みやすく、上品なスタイルに仕上がります。ビジネスシーンでの信頼度も高い色です。
  • グレー(灰色):落ち着きがあり、都会的で洗練された印象。色の濃淡(チャコールグレー、ライトグレーなど)によって雰囲気が大きく変わります。他の色との調和が取りやすく、お洒落な雰囲気を出しやすい色です。
  • ベージュ・ブラウン(茶系):優しく、親しみやすい印象。アースカラーなので、ナチュラルでリラックスした雰囲気のコーディネートにぴったりです。特に秋のファッションで大活躍します。

これらのベーシックカラーのジャケットが一枚あれば、インナーやボトムスを変えるだけで様々な着こなしが楽しめます。もし、2着目以降のジャケットを選ぶなら、カーキやオリーブなどのアースカラー、あるいは淡いピンクやブルーなどの「差し色」に挑戦してみるのも素敵です。顔色が明るく見える、自分に似合う色を見つけるために、パーソナルカラー診断などを参考にしてみるのも一つの手ですね。

ポイント4:ディテールに注目してみよう

一見すると同じように見えるジャケットも、細かな「ディテール(細部)」に違いがあります。このディテールが、ジャケットの印象やフォーマル度を左右する重要な要素になるんです。少しマニアックかもしれませんが、知っておくとジャケット選びがもっと楽しくなりますよ。

ラペル(襟)の形

ジャケットの顔とも言えるのが、このラペルです。

  • ノッチドラペル:下襟の先がひし形に切り込まれている、最も標準的な襟の形。スーツやテーラードジャケットのほとんどがこの形です。シーンを選ばず使える、基本のラペルです。
  • ピークドラペル:下襟の先が上向きに尖っている形。ノッチドラペルよりも華やかで、フォーマル度が高い印象になります。ダブルのジャケットやタキシードによく見られます。
  • ショールカラー:襟の刻みがなく、首から裾にかけてショールを掛けたような、丸みを帯びたデザイン。タキシードなど、パーティースタイルでよく見られるエレガントな形です。

ボタンの数と配列

フロントボタンの数や並び方でも印象が変わります。

  • シングルブレスト:ボタンが一列に並んでいる、最も一般的なタイプ。すっきりとした印象で、ビジネスからカジュアルまで幅広く使えます。ボタンの数は1つ〜3つが主流です。
  • ダブルブレスト:ボタンが二列に並んでいるタイプ。重厚感があり、クラシックでドレッシーな印象を与えます。コーディネートの主役になる存在感があります。

ポケットの種類

意外と見落としがちですが、ポケットのデザインも様々です。

  • フラップポケット:ポケットの口に「フラップ」と呼ばれる雨蓋が付いている、最も一般的なデザイン。屋外ではフラップを出し、屋内ではしまうのが正式なマナーとされています。
  • パッチポケット:ジャケットの生地の上に、別の布を貼り付けたようなデザイン。カジュアルでスポーティーな印象を与えます。ブレザーやコットンジャケットによく見られます。
  • スラントポケット:ポケットの口が斜めにカットされているデザイン。乗馬用のジャケットがルーツで、スポーティーでシャープな印象を与えます。

これらのディテールを意識して見てみると、自分の好みや、着ていきたいシーンに合った一着がより選びやすくなります。ぜひ、お店でジャケットを手に取った際には、細部までじっくり観察してみてください。

ポイント5:利用シーンを思い浮かべよう

最後のポイントは、そのジャケットを「いつ、どこで、どんな風に着たいか」を具体的にイメージすることです。

例えば、

  • 仕事で着るのがメインなら:きちんと感のあるネイビーやグレーのテーラードジャケット。素材はウールや、シワになりにくいポリエステル混などが良いかもしれません。ボトムスはスラックスやきれいめのスカートを合わせることを想定します。
  • 休日のカジュアルコーデに使いたいなら:デニムジャケットやミリタリージャケット、あるいはリネンやコットンのテーラードジャケット。Tシャツやパーカー、ワンピースなど、手持ちのカジュアルな服と合わせやすい色や形を選びましょう。
  • 結婚式やパーティーに着ていくなら:光沢のある素材や、華やかなディテール(ピークドラペルなど)のジャケット。色はブラックやダークネイビーが基本ですが、華やかな色のノーカラージャケットなども素敵です。

このように、具体的な利用シーンを思い浮かべることで、必要なデザイン、素材、色がおのずと絞られてきます。「買ったはいいけど、着ていく場所がなかった…」なんていう悲しい事態を避けるためにも、購入前に一度立ち止まって考えてみることが大切です。

明日から試せる!ジャケット着こなし術&コーディネート講座

お気に入りのジャケットが見つかったら、次はいよいよ着こなしです!ここでは、特定の商品を使わずに、手持ちのアイテムと組み合わせるだけでできる、基本的でおしゃれなコーディネート術をご紹介します。ぜひ、明日からの服装の参考にしてみてくださいね。

基本のコーディネート:Tシャツ&デニム

ジャケットコーデの入門編とも言えるのが、この組み合わせ。テーラードジャケットのようなきれいめなアイテムと、Tシャツ&デニムというカジュアルの代表格を合わせることで、頑張りすぎていないのに、どこかお洒落な「きれいめカジュアル」が完成します。

コツは「シンプル」を心がけること。Tシャツは無地の白や黒、グレーなどを選ぶと、どんな色のジャケットとも相性抜群です。デニムも、ダメージが少ないクリーンなデザインのものを選ぶと、より大人っぽい印象になります。足元はスニーカーでカジュアルに決めても良いですし、パンプスやローファーを合わせれば、より洗練された雰囲気になりますよ。ライダースジャケットやミリタリージャケットと合わせても、もちろん素敵です。

きれいめスタイル:シャツ&スラックス

オフィスカジュアルや、少しきちんとした場面にぴったりなのが、この王道の組み合わせ。シャツとスラックスだけだと少し真面目すぎる印象になることもありますが、そこにジャケットを一枚羽織るだけで、ぐっとこなれた印象がプラスされます。

色の組み合わせに迷ったら、ジャケット、シャツ、スラックスのどれか2つを同系色でまとめる(例えば、ネイビージャケットにサックスブルーのシャツなど)と、統一感が出て失敗しにくいです。インナーをブラウスに変えたり、ボトムスをきれいめのワイドパンツやタイトスカートに変えたりするだけで、様々なバリエーションが楽しめます。ノーカラージャケットを合わせると、より柔らかな雰囲気に仕上がります。

フェミニンな着こなし:ワンピース&スカート

ジャケットはパンツスタイルだけでなく、ワンピースやスカートとも相性抜群。特に、ハードな印象のライダースジャケットや、メンズライクなミリタリージャケットと、花柄のワンピースや揺れるプリーツスカートといったフェミニンなアイテムを組み合わせる「甘辛ミックス」は、定番のおしゃれテクニックです。

コーディネートのバランスを取るコツは、ジャケットの着丈とスカートのボリューム感です。ショート丈のジャケットには、ボリュームのあるフレアスカートやAラインのワンピースが合います。逆に、ロング丈のジャケットには、Iラインを強調するタイトスカートやストレートなシルエットのワンピースを合わせると、すっきりとまとまります。テーラードジャケットを肩掛けするだけでも、ぐっとこなれた印象になりますよ。

上級者向け?:パーカー&スウェット

テーラードジャケットのような、きれいめなアイテムにあえてパーカーやスウェットを合わせる「カジュアルダウン」のテクニック。少し上級者向けに感じるかもしれませんが、コツさえ掴めば簡単におしゃれなストリートMIXスタイルが作れます。

ポイントは、ジャケットのフードの出し方。フードをジャケットの外にきれいに出して、形を整えるだけで、顔周りに立体感が出てバランスが良くなります。また、パーカーやスウェットは、あまりダボっとしたものよりも、ジャケットの中にすっきりと収まるサイズ感のものを選ぶのがおすすめです。コーチジャケットやデニムジャケットとパーカーの組み合わせは、もはや鉄板のカジュアルスタイルですね。

季節別コーディネートのヒント

ジャケットは、インナーや素材を変えることで一年中楽しめるアイテムです。ここでは季節ごとの着こなしのヒントをご紹介します。

春のジャケットコーデ

冬のコートを脱いで、軽やかな羽織りが欲しくなる春。コットンやリネンのジャケット、デニムジャケットが主役になります。色はベージュやオフホワイト、パステルカラーなど、春らしい明るい色を取り入れたいですね。インナーにはボーダーのカットソーや、爽やかな白シャツを合わせて、マリンテイストに着こなすのも素敵です。まだ肌寒い日には、薄手のニットを合わせてもOK。

夏のジャケットコーデ

「夏にジャケット?」と思うかもしれませんが、リネン素材や、機能性素材を使った「サマージャケット」があれば、冷房対策や日差し除けに大活躍します。見た目にも涼しげな白やブルーのジャケットに、インナーはタンクトップやキャミソールを。ボトムスはショートパンツやマキシスカートを合わせて、リゾート感のある着こなしを楽しむのも良いですね。袖を無造OK作にまくって「抜け感」を出すのも、夏ならではのテクニックです。

秋のジャケットコーデ

ファッションが一番楽しくなる季節、秋。ツイードやコーデュロイ、スエードといった、温かみのある素材のジャケットが活躍します。色はブラウン、カーキ、ボルドー、マスタードイエローなど、こっくりとした「アースカラー」が気分です。インナーにタートルネックのニットを合わせたり、ジャケットの上にストールを巻いたりして、レイヤード(重ね着)を存分に楽しみましょう。

冬のジャケットコーデ

冬はジャケットを「アウター」としてではなく、「インナー」として活用する季節。チェスターコートやトレンチコートの中に、デニムジャケットや薄手のテーラードジャケットを着込むことで、防寒性がアップするだけでなく、コーディネートに奥行きが生まれます。もちろん、主役はダウンジャケット。ボリュームのあるダウンを着る際は、ボトムスをスキニーパンツなど細身のものにすると、すっきりとしたYラインシルエットが作れてバランス良く見えます。

大切なジャケットを長く愛用するために。お手入れ&保管方法

お気に入りのジャケットは、できるだけ長く、きれいな状態で着続けたいですよね。そのためには、日頃のお手入れと、適切な保管が欠かせません。少しの手間をかけるだけで、ジャケットの寿命はぐっと延びます。ここでは、基本的なお手入れと保管のコツをご紹介します。

日々のお手入れ

一日の終わりに、ほんの少しだけジャケットに愛情を注いであげましょう。

  • ブラッシング:家に帰ってジャケットを脱いだら、まずは洋服ブラシで優しくブラッシングをしましょう。ホコリや花粉を払い落とし、繊維の流れを整えることで、毛玉やテカリを防ぐ効果が期待できます。上から下へ、繊維の目に沿ってかけるのがポイントです。
  • ハンガーにかける:ジャケットを保管する際は、必ず厚みのある、肩のラインに合ったハンガーを使いましょう。細いワイヤーハンガーなどにかけると、型崩れの原因になります。ポケットの中身はすべて出して、自重で形が崩れるのを防ぎましょう。
  • シワの対処法:一日着ていると、肘や背中にシワが寄ってしまうことがあります。そんな時は、お風呂上がりの湿気が残った浴室に一晩吊るしておくだけでも、軽いシワなら伸びることがあります。頑固なシワには、スチームアイロンが有効です。生地から少し離して、たっぷりの蒸気を当ててあげましょう。直接アイロンをかける際は、必ず「当て布」をしてくださいね。
  • 連続着用は避ける:どんなにお気に入りでも、ジャケットの連続着用は避けましょう。一日着たら、最低でも一日、できれば二~三日は休ませてあげてください。生地に染み込んだ湿気を飛ばし、繊維を休ませることで、ジャケットが長持ちします。

シーズンオフの保管方法

衣替えでジャケットを長期間しまう前には、しっかりとお手入れをしてから保管することが大切です。

  • クリーニングに出す:シーズンが終わったら、まずはクリーニングに出して、一年の汚れをしっかりと落としましょう。一見きれいに見えても、汗や皮脂の汚れが残っていると、黄ばみや虫食いの原因になります。
  • ビニールカバーは外す:クリーニングから戻ってきた際にかかっているビニールカバーは、通気性が悪く、湿気がこもる原因になります。必ず外して、通気性の良い不織布などのカバーにかけ替えましょう。
  • 保管場所:保管場所は、直射日光が当たらず、風通しの良い、湿気の少ない場所が理想です。クローゼットや洋服ダンスにしまう際は、ぎゅうぎゅうに詰め込まず、ジャケットとジャケットの間に隙間ができるようにしましょう。
  • 防虫剤・除湿剤を活用:ウールやカシミヤなどの動物性繊維は、衣類害虫の大好物です。クローゼットには必ず防虫剤を設置しましょう。防虫剤は、空気より重い成分が下に広がるタイプが多いので、吊るすタイプのものはパイプの上に置くのが効果的です。湿気対策として、除湿剤を併用するのもおすすめです。

素材別お手入れの注意点

素材によって、特に注意したいポイントがあります。

ウール素材

前述の通り、虫食いに最も注意が必要な素材です。長期保管する際は、防虫対策を万全に。また、水に濡れると縮んだり、風合いが損なわれたりすることがあるので、雨の日などに濡れてしまったら、乾いたタオルで優しく水分を拭き取り、風通しの良い場所で陰干ししましょう。

レザー素材

レザーは「生き物」です。乾燥するとひび割れの原因になり、湿気が多いとカビが生えてしまいます。シーズンオフには、専用のクリームやオイルを薄く塗って油分を補給してあげましょう。保管場所の湿気には特に注意が必要です。

コットン・リネン素材

家庭で洗濯できるものもありますが、基本的には洗濯表示を必ず確認してください。特にリネンはシワになりやすいので、脱水は短時間で済ませ、濡れた状態で形を整えてから干すのがポイントです。アイロンをかける際は、霧吹きで湿らせてから行うときれいに仕上がります。

合成繊維(ナイロン・ポリエステル)

比較的丈夫でお手入れが楽な素材ですが、熱に弱いという弱点があります。アイロンをかける際は、低温で当て布をするのを忘れずに。また、冬場は静電気が起きやすいので、静電気防止スプレーなどを使うと快適に着られます。

知っておくとちょっと面白い?ジャケットの豆知識

ここでは、ジャケットに関するちょっとした豆知識をご紹介します。知っていると、友人や家族に少し自慢できるかもしれませんよ。

袖のボタンはなぜあるの?

テーラードジャケットの袖口には、いくつかボタンが付いていますよね。普段、開け閉めすることはほとんどないのに、なぜ付いているのでしょうか?これには諸説ありますが、有名なのが「ナポレオン説」です。

ナポレオンがロシア遠征を行った際、寒さのあまり兵士たちがジャケットの袖で鼻水を拭うのを見て、見苦しいと感じたナポレオンが、それをやめさせるために袖にボタンを付けさせた、という逸話です。真偽のほどは定かではありませんが、面白い話ですよね。

ちなみに、この袖のボタンが開け閉めできる仕様のことを「本切羽(ほんせっぱ)」と言い、オーダーメイドのスーツなど、こだわりのあるジャケットに見られるディテールです。医者が診察の際に袖をまくりやすいようにしたのが始まりとも言われ、「ドクターズカフ」とも呼ばれます。

「背広」の語源って?

日本語でスーツの上着を指す「背広」。この言葉の語源にも、いくつかの説があります。

  1. ロンドンのサヴィル・ロウ(Savile Row)説:高級紳士服店が立ち並ぶロンドンの通り「サヴィル・ロウ」が訛って「セビロ」になったという説。最も有力とされています。
  2. 市民服(Civil Clothes)説:軍服(Military Clothes)に対して、一般市民の服である「シビル・クローズ」が訛ったという説。
  3. 背中が広い服説:和服に比べて、洋服は背中の生地が一枚で広く作られていることから、「背広」と呼ぶようになったという、見たままの説。

どれが本当の語源なのか、想像を巡らせるのも楽しいですね。

ジャケットとブレザーの違いは?

見た目がよく似ている「ジャケット」と「ブレザー」。この二つの違い、ご存知ですか?実は、明確な定義があるわけではなく、境界線は少し曖昧なのですが、一般的には以下のように区別されることが多いです。

  • ジャケット:上下揃いではない、単独で着る上着全般を指すことが多い、広い意味の言葉です。テーラードジャケット、デニムジャケットなどもすべてジャケットの一種です。
  • ブレザー:ジャケットの一種で、より特定の形を指します。紺色や黒の生地に、金属製のボタン(金ボタンや銀ボタン)が付いているのが大きな特徴。もともとはイギリスの学生の制服や、ボートクラブのユニフォームがルーツで、スポーティーでカレッジ風の印象があります。パッチポケットが付いていることが多いのも特徴の一つです。

簡単に言うと、ブレザーはジャケットの仲間だけど、金属ボタンが付いていて、ちょっと制服っぽい雰囲気を持つもの、と覚えておくと分かりやすいかもしれません。

まとめ:あなただけの一着を見つけて、ジャケットライフを楽しもう!

ジャケットの種類から選び方、コーディネート、お手入れ方法、そして豆知識まで、本当に盛りだくさんの内容でお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

ジャケットは、ただ羽織るだけできちんと見えたり、いつもの服装をおしゃれに見せてくれたりする、本当に頼りになるアイテムです。そして、素材や形、ディテールの違いを知れば知るほど、その奥深さに魅了される、とても面白いアイテムでもあります。

この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひ、たくさんのジャケットを試着してみてください。サイズ感、素材の感触、鏡に映った自分の姿。その中で、「これだ!」と思える一着にきっと出会えるはずです。

そして、運命の一着を見つけたら、色々なコーディネートに挑戦して、大切にお手入れをして、長く長く付き合っていってあげてください。この記事が、あなたのジャケットライフをより豊かに、より楽しいものにするための一助となれば、これ以上嬉しいことはありません。

さあ、あなたもジャケットを主役にしたファッションを、思いっきり楽しんでくださいね!

この記事を書いた人
こっとん姉さん

ファッションに迷っていた昔の自分のために、今は「迷わない服選び」をテーマに情報発信中。
年代・体型・気分、全部が変わる中で「着てて気分が上がる服」を大切にしてきました。
「ゆる可愛く、でもちょっとだけ背伸びしたい」そんな人に向けた情報発信が得意です。

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